シンイ-信義あらすじ2話＆感想！韓国ドラマおすすめ時代劇、時空を超えた愛と国境を越えた愛！

そんな彼は公主が見えなくなると階段を一息に駆け上がって公主を探し回る姿には、高麗の安危ではなく、露国公主に対した愛が切々と滲み出ていた。
チョイルシン(イビョンジュン)の胸ぐらをつかんでノグク公主が見えないと怒る姿は、極限の状況で、その間隠してあった愛がそのまま表出された。

シックに見えるコンミン王だが、リュトクファンはコンミン王の露国公主に対した愛を束の間である1秒の間に繊細に示した。
シンイ-信義あらすじ1話で、ノグク公主が深刻な首の負傷を負って命が危ういのに無関心なように見えるコンミン王の表情では、ノグク公主に対した深い愛と信頼を確認するのは難しかった。
しかし、すでに二人の愛を知っている視聴者たちの目には、コンミン王がノグク公主を眺める視線から頻りに愛が読み取れる。
韓国ドラマ シンイ-信義には、二種類の濃い愛があった。
時空を超えた愛と国境を越えた愛である。

2012年韓国ソウルから高麗にタイムスリップしたユウンスとチェヨン将軍の愛が時空を超えた愛を見せてくれる予定だと、コンミン王と露国公主の世紀のロマンスは、国境を越えた愛の話だ。
コンミン王とノグク公主の愛は、ファンタジーや想像ではなく、歴史にも切々と記録されている愛で、
インド北部アーグラにあるタージ•マハル（Taj Mahal）宮殿を建てたムガル帝国の第５代皇帝シャー・ジャハーン王に次ぐ、妻への愛の純愛的な人物がコンミン王だ。
‘もし’という仮定が通じない歴史、それでも我々は数えきれないほど‘もし~していたら？’という前提で歴史を想像の中で変えたりもする。
‘もし、ノグク公主が早くこの世を去っていなかったらコンミン王も、また、高麗の歴史も変わっていただろうか？’という想像もその一つだ。
高麗の滅亡は、中国が元の国から明の国に移る対外的情勢と軌を一にするが、コンミン王が若い年齢で暗殺されることなく推進しようとした改革政治が成功したならば、李成桂(朝鮮第1代王)により鮮が立てられていないこともあっただろうか？やはり‘もしも’であるという前提だが。
出産中に世を去ったノグク公主、コンミン王は、ノグク公主の死の以前と以降に全く別の姿の王になってしまうが、反元政策と改革政治を推進したコンミン王は、ノグク公主が亡くなると万事に意欲を失って、国史を僧侶シンドンに任せたままノグク公主を失った悲しみを乗り越えず、結局宦官チェマンセンンによって殺害された悲運の王である。
コンミン王の放蕩な生活が彼の功績を貶めることもあるが、勝者によって書かれた歴史だから、誇張されて書かれた面もあるじゃないかと推測される。
いずれにせよ、コンミン王の反元自主政策と、キ氏一家をはじめ元の国の勢力と権門勢力を廃止して王権を強化しようとする改革政治は、ノグク公主の死と共に高麗中興の努力も力を失うことになってしまう。
韓国ドラマ シンイ-信義のチェヨンとユウンスの運命的な愛が天の門が開かれるように今まさに進行されようとしたら、コンミン王とノグク公主は、表現ができずいるだけで、お互いを見つめる切ない視線でその愛を感知することができる。
露国公主の視線と合うと目をそばめてしまうコンミン王の慌てた表情で、ノグク公主に対した心を隠すことはできないように見えた。

12歳、元の国の人質に連れて行かれ10年後の1351年高麗に帰国するコンミン王、ノグク公主とは、1349年にすでに結婚をしていた。
高麗皇室の自尊心、高麗皇室の名誉を両肩に背負ったコンミン王としてはノグク公主に対した愛を自分で禁忌していた。
高麗を属国にしてしまった元の国の公主を愛することができない、王と呼ばれる席のカルマだったのかもしれない。
元の国の人質として過ごしていたコンミン王にノグク公主は一度も元の皇室の権威を出さなかった。
男に劣らない気概と暖かい品性を持った露国公主は、一言不平不満なく、コンミン王一人だけを見つめて、見知らぬ他地高麗について行った。
冷たい目つき、近づいて来ない無関心な夫にも関わらず。
露国公主と、コンミン王は、天が決めた運命だったのかも知れない。
冷たく接する夫にも関わらず愛は衰えることなく、さらに燃え上がり、瞳に留めることさえ高麗人としての数値だと思っていたコンミン王もやはり、彼の目は無意識に彼女を追っていたからだ。