イ・ミンホ主演ドラマ「シンイ-信義」あらすじと感想3話!“私が信頼できる者は、ただ一人だ。チェ・ヨン、君だけだ。”
イ・ミンホ主演韓国ドラマ「シンイ-信義」あらすじ3話でユ・ウンス(キム・ヒソン)は、初めて高麗に連れられて来た時とは異なり、徐々に適応していた。
あれこれ味も見て、実にかわいい女人だった。
素足を出したウンスを見てびっくりこけるチェ・ヨン(イ・ミンホ)!
しかしその一方、ウンスをまたそっと覗きながら妙な魅力を感じる。
チェ・ヨンは病気中でも、ウンスをこっそりうかがってドォギ(キム・スヨン)に、自分が守ってあげると約束した人なのでちゃんと守ってほしいというお願いまでする。
考えなしに行動するウンスを覗きながら笑いを浮かべるチェ・ヨン!
女人を見てにっこりと笑いが出たのは久々のことだった。
餅が喉につかえてむせている姿まで可愛かった。
天の医員を見て不思議な感情を感じ始めているチェ・ヨン、今にも泣き出しそうなウンスが気になりつつある。
今は神医(シンイ)を天の世界に戻してあげるためだが…
すでに大将チェ・ヨンとウンスの叶わぬ恋の感情が魅力的に迫っていた。
チェ・ヨンが敗血症の症状を見せ始めた。
完全に治療されていない状態の上、無理して移動までしたので、その後遺症で発熱が起こっていた。
さらに、チェ・ヨンはコンミン王(リュ・ドクファン)の指示に従って、德成府院君(ドクソンブウォングン)キ・チョル(ユ・オソン) を調査するなど、休息を取れる状況ではなかった。
熱を測ってみると顔に触ろうとしたり、脈を測ってみると言いながら男の手を拒むことなく掴むなど、とんでもない女人、相手が誰だろうか関係なく、自分の体の状態を見せたくないチェ・ヨンだ。
今日死んでも、明日死んでも生きることに未練がないチェ・ヨンだったからだ。
先王殿下の最後の命令、恭愍王を高麗に無事に到着させて欲しいという任務遂行が終わったら、静かに暮らしたいチェ・ヨンだった。
剣を取るのがもうんざりしていたチェ・ヨンだった。
意味のない剣、切っても切っても終わらないこの無意味な権力戦場でこれ以上生きたくないチェ・ヨンだった。
武士は国を守り、敵の首を切るのが本分であるが、敵が占領した奥の間を守るのが高麗が求める武士なら、もうそれくらいにして遠慮したいチェ・ヨンだった。
キ・チョルが予想したどおり、権勢に目が眩んだ臣下たちは徹底的に誰の権力が強いかを把握するために生まれつきの触角を用いていた。
キ・チョルの家が王室よりも優位に立っていることをよく知っていたから…
元の国のキ皇后の兄であるキ・チョルの権力が王を凌駕する水準であることを知っている彼らは、自らの富と地位が維持される方であれば、高麗でも元の国でも何の関係もなかったから、恭愍王と言う存在も無意味なことだった。
実感していなかった現実を宮に入るや否や凄絶に感じるようになったコンミン王は自分を脱しようとするチェ・ヨンを引き留めるしかなかった。
自分の命まで捧げ約束を守ろうとするチェ・ヨンに大きな信頼を感じたコンミン王は、引き続き自分と一緒にしようという心を表現する。
また、チョ・イルシン(イ・ビョンジュン)とチェ・ヨンの間で、チェ・ヨンに信頼を仄めかし、“私が信頼できる者は、ただ一人だ。チェ・ヨン、君だけだ。”と言う。
“君は命を持って証明した。チェ・ヨン、君をこれから私が信頼できる友として接するつもりだ。君も私をそのように接してくれるか?”と尋ねたが、チェ・ヨンはコンミン王をケギョン(開京、高麗の王都)まで無事に案内できたら、宮から出て平民で生きてもいいと言う先王であるキョンチャングン(慶昌君、チェ・ウォンホン)の許可書を出す。
チェ・ヨンは恭愍王に先王が命じた最後の任務を果たしたので、宮を出て行けるよう懇願する。
元の国からケギョン(開京)まで無事にコンミン王を案内するのがチェ・ヨンの任務だったから…
一体なぜチェ・ヨンはそのように宮を離れようとするのだろうか?
おそらく、彼の事情が明らかになれば、視聴者たちはさらに手に負えない‘チェ・ヨンアリ’に陥るだろうが…
しかし、コンミン王がチェ・ヨンを簡単に放してやるはずがなかった。
“こんな所に、こんな時に、私を一人にして離れると…私を見捨ててしまうと…”
許可書を読んだ恭愍王は怒りを抑えつつも、それは先王の最後の任務だったから今の王である自分も最後の任務を下すと言う。
コンミン王に力になるような重臣たちを誰が何の目的で毒殺したのか、証拠を見つけて来いというものだった。
宮を出て行くためにチェ・ヨンは、犯人だと十分に考えられる絶対的な悪人キ・チョルと対立するしかなくなった。
どうやらチェ・ヨンが簡単に宮を離れることは難しくなる予感がする。
もちろん、当然のことだが…
チェ・ヨンは、恭愍王の御命を受けて重臣たちが毒殺されたソンへジョンで発見された密旨を持ってコンミン王の入宮を無視して、宴会を広げているキ・チョルを訪ねて行く。
親戚たちと楽しい時間を過ごしていたキ・チョルはチェ・ヨンの登場に、我々の殿下が元の国からここまで遠くて長い道のりを終えるや否や、キ氏家の慶事にお祝いを送ってくださったと、“殿下が 下賜した贈り物は何であるか?”と聞く。
笑みを浮かべてチェ・ヨンがキ・チョルに答える。
“德成府院君(ドクソンブウォングン)ナリ(旦那)、場内が騒がしくてよく聞いてないようですね。先ほど奉じろと言ったのは御命です。 10年ぶりにこの国、故国に帰っていらっしゃた殿下が最初に下した王旨、王の意です。”
そして、急に表情がパッと変わる。
言い方まで変わる。
“だから、殿下をお目にかかったように、膝をつけて、土に手のひらを当てて、頭を下げて礼を取って奉じなければならないです!”
穏やかながらも強い口調で武士のカリスマを爆発させるチェ・ヨンだった。
キ・チョルは、このようなチェ・ヨンを興味深く見つめながら、緊張感あふれる張り切った視線で向き会う。
チェ・ヨンの大胆な態度にあきれたキ・チョルは、大声であざ笑って無視するが、気の戦いに負けないチェ・ヨンだった。
“ところがですね。見たところ、このお宅に慶事があるようだが、頭の痛い御命はどこか静かな場所でお伝えすればいけませんか?”と静かにささやく。
“府院君(ブウォングン)の知恵を求めようと尋ねてきました。德成府院君(ドクソンブウォングン)キ・チョルは、ウダルチチェ・ヨンを助け、今回の事件の全貌を明らかにしろ、それが御命でした。”とし、キ・チョルに密旨を渡し、重臣たちを殺したキ・チョルを逆に探りながら心理戦を繰り広げた。
キ・チョルに部下たちと見つけた証拠物を餌に投げようとしたのだ。
すなわち、キ・チョルを手のひらに乗せて遊んでいたのだ。
このような反転の魅力が視聴者たちをより興味深いものにした。
もうキ・チョルが、その餌をどのように食らい付くのか待ちさえすればよい。