シンイ-信義あらすじ2話&感想!イミンホ主演ドラマ、チェヨンと恭愍王の葛藤!高麗武士の誓いは命そのものだ!
韓国ドラマシンイ-信義あらすじ2話では、2012年を生きてきた現代の整形外科専門医ユウンスは、ある日、突然現われた男チェヨン(イミンホ)の手に引かれ、高麗時代にタイムスリップした。
華佗(ファタ)の伝説を信じて‘ハヌルムン(天の門)’と命名されたタイムスリップによりソウルで整形外科専門医、ユウンス(キムヒソン)を連れてきたチェヨン!
時間を遡って見知らぬ世界に不時着したウンスは、信じられないとんでもない現実の前でまだ自分が来た所が高麗時代であることを自覚していない。
元の国が委任した高麗の新しい王、恭愍王(リュトクファン)を妨害して、高麗を元の国の付属領域に作ろうとする成德成府院君(ドクソンブウォングン)キチョル(ユオソン)の群れのために魯国公主(パクセヨン)は、首に大きな傷を負ってしまった。
当代最高の医術を持ったチャンビン(イピリップ)とはいえ、深く切られて出血が続いている露国公主を生かすのは容易ではなかった。
元の国の王女である彼女が死ぬと、これを口実に高麗に元の国が侵入する可能性が高くなるという点で、彼らに選択肢は狭くせざるを得なかった。
そのようにタイムスリップを介して選択した‘神医’ユウンスにチェヨンは、瀕死の重傷を負った露国公主を救うことを要求し、ウンスは自分の医師免許が気になって手術から抜いてくれと懇願する。
そうして逃げようとしたウンスは、まずこの方を生かしてから戻してあげるというチェヨンの言葉にやむを得ず、露国公主の傷を手術することになる。
ウンスが手術に集中する姿に妙な魅力を感じるチェヨン!
それから、相変わらずグィチァニズムが最高なチェヨンは、すぐに横になれる場所を見つけて再び寝入る。
露国公主の手術が終わると、恭愍王が“その女人の命に国の運命がかかっている”と悲壮な表情で言うと、ウンスは“何だ?あの人はもっと可笑しい!”と言いながら夢なら早く覚めと泣き叫ぶ。
しかし、手術を終えたユウンスは、部屋の中に閉じ込められるようになった。
恭愍王とチョイルシン(イビョンジュン)が‘神医’ユウンスを政治的に利用しようとしたのである。
しかしチェヨンは、恭愍王に王妃様が覚めたら‘神医’ユウンスを帰らすべきだと懇願する。
これに小利口な世辞者チョイルシンは、“天が殿下のために与えてくれた方を連れて一緒に高麗に戻るんです。それなら、世間のものが敢えて殿下をむやみに接することができないです。殿下は天が加護してたすける王になるのです。殿下が生きって国が生きることができる機会を天が与えてくれたのです。”と、言いながらウンスを帰らせてはいけないと恭愍王に奏請する。
チョイルシンの言葉にかっとなったチェヨンはこう言う。
“高麗武士の名前で約束しました。元の国で育った殿下はひょっとして分かりませんかも知れないが、高麗武士、誓いは命そのものです!”と。
チェヨンの顔色を見ていた恭愍王も、チョイルシンの言葉に耳寄りになるしかなかった。
“先ほど聞きませんでしたか?あの天の議員を高麗に連れて行くと私の安否が保障されるということを…”
恭愍王はもしかすると、この時からウダルチ大将、チェヨンを試していたのかもしれない。
チェヨン大将がどんな人なのか、どのような心で人々に口約束をし、その口約束をどのように守るのか知ってみたかったようだった。
“そこまでして保障される安否だとちょっと…窮屈じゃないですか?”
“この国のためなら、個人の口約束よりももっと大事なことがあるでしょう。違いますか?”
“国のために、こんな重臣という者の約束何て犬にでもやれとおっしゃってください。国のために武士である私は人を切ります。ところが…王は…王であればせめてそんな私たちとは違わなければならないかと?そう思うのですが…違いますか?”
惰弱極まりない恭愍王の成長期も、韓国ドラマシンイ-信義の中の主な流れである。
表面的にはユウンスとの口約束を置いての口論だが、あちこち振り回される恭愍王に向かって‘国のために王であれば、少なくとも私たちとは異なっている必要があるでしょう’と、いう重々しい助言を投げるチェヨンの姿は‘恭愍王’を介して私たちが望む指導者像を描いていくと言うメッセージが溶け込んだ場面だった。
華佗(ファタ):中国の後漢末期の薬学・鍼灸に非凡な才能を持つ伝説的な名医。本籍は沛国譙県(現在の安徽省亳州市。また河南省永城市という説もある)。「華佗」とは「先生」を意味する尊称。
恭愍王(コンミンワン、1330~1374年):高麗の31代王で、中国元の国出身の妻を愛しながらも反元政策を広げた王。元の国の服と髪型一色だった王室の風習を高麗の物に思い切って変えた改革君主。
グィチァニズム:面倒なことをひどく嫌う態度や考え方。
奏請(そうせい):王に対し申し上げることを奏上、上奏というが、特に何かをお願いするとき、奏請という。
重臣(じゅうしん):重職を務める臣下。